2月の行事

◆2月・如月(きさらぎ)には、寒さで衣を重ねてきるという意味がありますが、 それとは裏腹に 日脚が徐々に伸びるため、「光の春」という呼び方もあります。

 

◆節分(2日)は、季節が移り変わる立春、立夏、立冬の前日を指す言葉で、 五節句のひとつでもありました。

災害や厄病を追い払い、福を招き入れる為に、豆まきをするのです。

家中の窓や戸口を開け放ち、外に向かって「鬼は外」を2回、 家の中に向かって「福は内」を2回、大声で豆まきし、 終わったら福が逃げないように戸口を占め、年の数だけ豆を食べるのです。

大阪では、その年の幸運の方角(恵方)を向き、太巻きを丸かじりする風習があります。 巻き寿司には「福を巻きこむ」という意味があり、 丸かじりは、包丁で縁を切らないという意味だそうです。

◆針供養(8日)は、その年に折れたり曲がったりした古い針を、 豆腐やこんにゃくに刺して仏前にそなえ、供養するものです。

針仕事が女性の重要な仕事だった時代、仕事道具の針に感謝し、 裁縫の上達を願った行事として残っています。                 (※地域によって、12月8日に行うこともあるようです。)

◆バレンタインデーは、すっかり定着した行事になっていますが、 これは日本独特のスタイルなのです。 海外では男女問わず、プレゼントやカードを贈ります

日本では、女性が男性にチョコレートを贈りますが、 これは、あるお菓子メーカーが 「バレンタインデーには 愛する人にチョコをプレゼントしましょ」と キャンペーンを行ったのがきっかけのようです。

3世紀のローマ帝国では、兵士の恋愛結婚を禁じていましたが、 異議を唱えたバレンチヌス司教は、こっそり兵士達の結婚式を行っていたのです。 これがローマ皇帝の耳に入り処刑されました。

しかし、司教のおかげで結ばれたカップルが、 命日である2月14日に感謝をささげたのが、バレンタインデーの起源とされ、 最も広く知られている説です。