◆日増しに夜が長くなるという「夜長月」からきています。  ほかに、長雨の時期だからとか 菊の季節なので  菊月や菊咲月など、菊にまつわる異名が多く、  紅葉月や暮秋という呼び名もある。

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9月・長月(ながつき)

◆防災の日(1日)

大正12年9月1日マグニチュード7.9の直下型地震が関東地方を襲った。

この地震を教訓として国民の防災に対する意識を高めるため、  この日を防災の日とし、各地で防災訓練をおこなうようになったのです。

制定されたのは伊豆湾台風があった翌年の昭和35年。

9月は、日本に多くの台風が来る時期で、防災の日の制定には、  あらゆる災害に対して国民が広く認識を深め   一人一人が防災対策に努めてほしいという願いも込められている。

◆敬老の日(第三月曜)

社会のために長年尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日です。  この祝日は1951年に 年寄りの日、その後 老人の日と改名、  さらに1966年、敬老の日として正式に国民の祝日となった。

◆秋のお彼岸

秋分の日を真ん中に、前後三日ずつの1週間 計7日間が秋彼岸です。  お墓や仏壇に お花やおはぎ 彼岸団子を供え、  お墓参りをし、お坊さんにお経を上げてもらうなどして、先祖を供養します。

この風習が日本に伝わり、  その後、作物の収穫に感謝する儀礼が加わり、  江戸時代以降に庶民に広まったといわれています。

日本の月見は、秋の作物の収穫を祝う行事でもあります。  ですから、月見団子やおはぎのほか、  その時期に取れた作物を供える地域もあるようです。  また、秋の七草の、ススキを飾ります。

◆十三夜

 日本には旧暦の9月13日、新暦の10月中旬から下旬頃にも   お月見をする独自の風習があり、十五夜に対し、十三夜といいます。  十五夜の月だけ見るのは 片月見といって嫌う地域もあり、  必ず十三夜もお月見をするといいます。      ※十五夜のススキは15本、十三夜は3本というしきたりもあります。

月見団子の作り方
材料(12〜13個)      上新粉・・・150g       白玉粉・・・15g
砂糖・・・30g         塩・・・ひとつまみ       湯・・・3分の2カップ
 作り方
・上新粉 白玉粉 砂糖 塩を合わせてふるい、ボールにいれる。
・湯を少しずつ加えながら 耳たぶくらいの固さになるまで手でこねていく。
・蒸気の上がった蒸し器に濡れふきんを広げ、生地をちぎりながら並べる。
・ふたをして40分ほど蒸したら、すり鉢に取り出し、熱いうちにすりこ木でつく。
 まとまったら 手でなめらかにこねる。
・生地を12〜13個に等分し、手のひらできれいに丸める。
・そのままか、あんこやきな粉、しょうゆダレをかけていただく。
    ※砂糖の量は好みで調整する。
      湯は熱湯を手で触れるくらいにさましたもの。(60度位)
      団子は1年の月の数12個供える。(うるう月のある年は13個)