花祭り・サンジョルディの日

花祭り・サンジョルディの日

日本の行事と文化ぷらざ

TOP < 花祭り・サンジョルディの日
花祭り・サンジョルディの日
4月の暦の8日は花祭りに日、23日はサンジョルディの日です。
花祭りはお釈迦様の誕生日と関係が深く、サンジョルディの日は
スペインに伝わる、守護神サン・ジョルディに関係するものです。

☆花祭りについて☆

花祭りとは、花の盛りの祭りのことをいいますが、正式には潅仏会(かんぶつえ)といい
お釈迦様の誕生日といわれる四月八日に行われる花祭りの儀式で、約1400年の歴史が
あります。

花祭りの儀式は、お釈迦様の誕生を再現したもので、お釈迦様の父はカピラ城主の
浄飯王(じょうばんおう)、母は摩耶夫人のもと紀元前五六五年四月八日に藍毘尼園(らんびにおん)の
無憂樹(むゆうじゅ)の花の下で生まれたとされています。

この日はお寺の境内に花御堂という小さなお堂を作り、お釈迦様の立像を安置して、
参拝に訪れた人たちは、像の頭の上から甘茶を注いでお祝いします。

甘茶は正式には、五香水または五色水という五種類の香水が用いられます。
無病息災のご利益があるともされていますが、虫除けの効果もあり、
「千はやふる卯月八日は吉日よ神さけ虫を成敗ぞする」と書いて、トイレなど虫のわきやすい所の
戸口に逆さまに貼り、虫よけのおまじないをしたそうです。
また、虫という字を書いて逆さまに貼り、子供のカンの虫封じになるともいわれたそうです。

☆サンジョルディについて☆
4月23日はサンジョルディの日です。
サン・ジョルディの日は、スペインのカルターニャ地方に伝わる
守護神サン・ジョルディを讃える日です。

守護神サン・ジョルディは悪獣のいけにえになるはずの王女を救ったといわれ、
サン・ジョルディの命日に、男性が愛する女性に赤いバラの花を贈り、
女性は男性に本を贈るのが習わしになっているようです。

女性が男性に本を贈るのは、この日が「ドンキホーテ」の著者の
スペインの作家、ミゲル・セルバンテスの命日で、彼を偲んで本の市が
開かれるようになった習慣によるものです。

日本では1986年にユネスコが定めた「国際本の日」として本とバラをプレゼントすることを広めようとしたようです。


Copyright(C)2009 日本の行事と文化 -日本の行事と文化ぷらざ All Rights Reserved