七福神・鏡餅

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七福神・鏡餅
お正月というと七福神という言葉を耳にしますね。
そもそも、七福神と言う漢字を見ると七人の福をもたらす神という解釈を
しますが、この七人の神とはどんな神様なんでしょう。

そして、お正月に飾られる鏡餅についての由来はどんなものなんでしょう。

☆七福神☆


念頭にあたって神社で今年一年の健康と平安を祈り、祈願するのが初詣です。
そして、松の内と言われる七日までに七福神に詣でると、七つの幸福が得られると
言われています。

商売繁盛、財運、戦勝運、知恵、徳望、長寿、福徳の七つのご加護を
すべて頂こうという贅沢な参拝です。



恵比寿(えびす)→異郷から海の幸をもたらす神とされて、右手に釣竿左手に
鯛を抱えている商売繁盛の神です。

大黒(だいこく)→大きな袋と打ち出の小槌を持ち、財と福を授けるといわれています。

毘沙門天(びしゃもんてん)→戦勝の神で、無限の知恵を授ける教典の
入った塔と悪霊退散の宝棒を持っています。

弁財天(べんざいてん)→音楽の才。財宝・幸運の女神で、蓮華に座り琵琶を奏でています。
    
寿老人(じゅろうじん)→福禄寿の化身ともいわれ、老いた鹿を連れ
人間の寿命を司る巻きものと難を祓う団扇を持っています。

福禄寿(ふくろくじゅ)→手に経巻と杖を持って、長寿を象徴する鶴を従えて、
邪気と剣難を祓うといわれています。

布袋(ほてい)→大袋に日用品。信仰すれば子宝に恵まれ大物になると言われています。


神様と言えば、鏡餅は歳神様がここに降りて魂が宿るとされる、大切な縁起物です。
延命長寿・一家繁栄の幸運を託しています。
☆鏡開き☆
鏡餅のはじまりは→大国主命(おおくにぬしのみこと)が大田田根子命(おおたたねこのみこと)に、
          元旦に荒ぶる大神に紅白の餅を祀ると幸いが来ると教えたのがはじまりとのことです。

餅を大小ふたつ重ねるのは→陰と陽を重ねることで福と徳が重なるのを願ったからです。

鏡餅が丸いのは→神の御霊を象徴しているからで、鏡という名が
ついたのは、古代の御神体とされた鏡が丸かったからです。


☆鏡開き☆

地方によっても違いがあるようなのですが、一般に1月11日は神様に供えた鏡餅を割って食べる、鏡開き日とされています。

いつまでも飾って置くのは縁起が悪いとされています。

鏡餅は「切る」「割る」といわず「開く」と言います。
手や槌で割って開くもので、刃物を使うと縁起上良くないと
言われています。
最近は真空パックなどのものが増えていますね。

鏡餅はお汁粉やぜんざいに入れて、残っているものも捨てたりせずに、冷凍保存して日を変えて
調理して、神様の魂のすべてをおなかの中に納めるようにしたいですね。

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