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初誕生のお祝いマナー

赤ちゃんが生まれて初めて迎える誕生日。1年の節目に子供が健康に育ったことを祝って「立ち餅」「力餅」という儀式を行う習慣が各地にあります。

一升の餅をつき、一生食べることに困らないようにとの願いを込め、子供に背負わせるまねをします。

最近は初誕生のお祝いも、しきたりにとらわれず身内や、友人などを招いて ケーキやご馳走を用意し、パーティーを開く家庭もあるようです。

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私のいる地方では初誕生を向かえる前に歩くと、そのお祝いとして、一升のお米を背負わせるという習慣があります。

うちの娘もこれをやりました。もちろん一升のお米を背負って歩けるわけではないです。一、二歩で、しりもちをつきます。

それでも祖父母は「歩いた、歩いた」と言って喜んでいました。私の甥っ子は男の子で体も大きかったので、スタスタ歩いた記憶があります。

さすがに今も体がデカイです。

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昔は食糧事情や医療が現在のように発達していなかったので、一年を無事乗り切り、初誕生日を迎えるのは大変なことでした。

そのため親にしてみれば初誕生日を迎えることは大きな悦びだったのです。

ですから赤ちゃんが生まれてから誕生日を迎えるまでの様々なお祝い事は、子供の健やかな成長を願い、神とその周りの万物に対し厳粛に行われました。

そして初誕生日は親がこどもを病気や事故から守り抜き、ここまで無事育てたという安堵の悦びの祝いとも言えるでしょう。

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どんな場合でも、贈り物をいただいたらすぐにお礼を伝えましょう。 目上の人にはお礼の手紙、また親しい人や目下の人には電話や、ファックス、メールなどでもかまいません。 すぐに感謝の気持ちを伝えることが大切です。 お返しが必要な場合は、昔からいただいた額の半返しと言われますが、あまりこだわる必要はありません。 あくまで目安です。どの程度のお付き合いかにもよりますので。

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