キリスト教にはカトリックとプロテスタントがあり、キリスト教式葬儀の式次第にも明確な違いがあります。
しかし、葬儀と告別式を同時に行うことや、献花をすることなど、共通の部分もあります。
本来、キリスト教式葬儀では、決められた葬式の形式はありません。
外国では献花も香典もありません。
よって日本で行われている納棺式や献花は 日本の習慣を取り入れたものでしょう。
プロテスタントは聖書と故人の信仰に重点を置き、宗派も五百以上あります。
よって、儀式の考え方も柔軟性があります。
宗派によって手順・形式に違いがありますが、生前通っていた教会に相談するのが一番いいでしょう。
カトリックは歴史が古い為 伝統を重んじます。
以前は教会所属の教徒以外の葬儀はしない教会が多かったのですが、最近はそうでもないようです。
撒水と聖歌を歌うのが特徴です。
1・会場
通夜の会場は自宅か教会です。
仏式のような花輪や供え物はしません。
2・神父・弔問客
納棺時に神父または牧師に来てもらいます。
遺族や近親者、友人、知人に参列してもらいます。
3・通夜
◆プロテスタント
「前夜式」といい、自宅に棺を安置し、牧師とともに聖書朗読、祈り、賛美歌合唱、献花を行います。
●カトリック
通夜のしきたりはありません。
自宅に祭壇を作り、神父と共に聖歌合唱、祈り、献花を行います。
キリスト教式では、仏式の通夜振る舞いのような慣わしはありません。
しかし、故人をしのび 簡単な会食や、茶話会をするのが一般的です。
4・葬儀・告別?/p>
キリスト教式の葬式はまず、所属教会に相談しましょう。
葬祭業者は、仏式や神式がおもなので、キリスト教式の経験の豊富なところを選びましょう。
◆プロテスタント
教会で、牧師の先導により始まります。
喪主、遺族、親族は最前列、それ以外は席次にこだわらず座ります。
●カトリック
神父の先導のもと進められます。
続く告別式はすべて遺族側で行います。
席次はプロテスタント同様です。
5・出棺・火葬
◆プロテスタント
葬儀後、牧師によって出棺の祈りが上げられます。
●カトリック
告別式が終わると最後の対面をし、神父が祈りをささげ、聖書朗読、聖歌参照をし、出棺です。
本来キリスト教では葬儀後すぐに埋葬するのが決まりです。
しかし、火葬の場合 遺骨をいったん家に安置し、改めて納骨します。
7日目か 1ヵ月後の昇天記念日に 牧師または神父の指導の下、埋葬式を行うことが多いようです。
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