★★

仏式葬儀の手順

仏式葬儀は、日本の葬儀の大部分を占めます。 しきたりを重んじながら葬儀が滞りなく行えるよう、段取りを考えましょう。

1・仏式葬儀の寺院を決める

仏式葬儀を行う場合まず、菩提寺に電話か使いの人を出し、死亡を知らせます。

その後改めて、喪主と遺族代表が出向き、僧侶に依頼します。

菩提寺が遠方の場合、電話で報告し、近くにある同じ宗派の寺を紹介してもらいましょう。

2・仏式葬儀、戒名

仏式は宗派によって戒名のつけ方が違うので、近くの寺で行う場合でも 戒名だけは菩提寺にお願いしましょう。

仏式葬儀の場合の謝礼は寺のランクによって異なります。

率直にたずねてもかまいません。

3・仏式葬儀の会場

斎場を利用する場合が多いですが、自宅で行う場合は、外回りも綺麗に。

供物、供花は供物帳に記帳してから祭壇の回りに飾ります。

受付を設け駐車場も確保します。

弔問客の数と予算を考え、通夜振る舞いの手配をします。

4・仏式葬儀、御布施

お布施は僧侶へのお礼です。

決まった金額の寺院もあるのでたずねて見ましょう。

葬祭業者に相談するのもいいでしょう。

喪主と、遺族代表が翌日持参しますが、最近では、通夜後に渡すことが多いようです。

5・僧侶を迎える

通夜開始1時間前には僧侶を迎えます。

控え室でお茶とお菓子でもてなし、戒名を書いてもらいましょう。

祭壇の飾り方のチェックもお願いします。

進行や手順の打ち合わせをし、わからないことは、このとき聞いておきましょう。

6・仏式葬儀、弔問客

喪主や遺族は弔問客に丁寧に挨拶を。

目上の人でも、立つ必要はありません。

受付世話役が弔問客を向かえ、会葬礼状などを渡します。

7・仏式葬儀、通夜

僧侶が法話を終え退場したら、喪主は、弔問客にお礼の挨拶をします。

焼香は、血縁の濃い順に、喪主、故人の子供(その配偶者)、故人の両親、故人の孫 故人の兄弟姉妹、そのほかの親族、友人知人、一般参列者。

8・仏式、通夜振る舞い

本来は精進料理なのですが、最近は寿司やサンドイッチなどの、簡単につまめるものを大皿に持って出すことが多いようです。

汚れを清める」という意味で、お酒も出しますが、弔問客に一通りいきわたる程度。

僧侶が帰るときも遺族は見送りません。席に着いたまま目礼で。

喪家が送迎車を用意した場合でも お車代を渡すのが普通です。

9.仏式、葬式の準備

遺族はすぐに葬式の準備を始めます。

喪主は葬祭業者、世話役代表と最終打ち合わせをし、役割を再確認しておきます。

弔事は生前親しかった方にお願いしましょう。

弔電は、一通り目を通し、読み上げるものと、名前だけでも読み上げたいものなど整理しておきましょう。

10・仏式、告別式

現代は、葬儀と告別式をあわせて葬式といい、一緒に行われることが一般的です。

別の場合は、一般弔問客は告別式に参列します。

11・仏式、出棺・火葬

告別式が終わると、棺を祭壇から下ろし、遺族や近親者は遺体のまわりを花で飾り最後の別れをします。

釘打ちは、喪主、遺族、友人の順に2回ずつ打ちます。

しかし、宗教や地域によっては省略することもあります。

近親者や友人などの男性6人で霊柩車に納めた後、喪主が挨拶をします。

12・仏式、直後儀礼

喪主と遺族は、精進落しで、僧侶や世話役の労をねぎらい、終了の報告とお礼の挨拶をし、お酌をしてまわります。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜