お中元・お歳暮、お礼などの贈答品は、感謝の気持ちを品物に託して贈るということです。
ですから、お中元、お歳暮は持参するのが贈答マナーの基本ですので、先方の都合を聞き約束しておきましょう。
お祝い事の贈り物は、大安、友引がいいのですが、弔事ごとは、友引を避けます。都合が合わないときは郵送、宅配でOK。
その時は通知状を出し、持参できないお詫びを一言添えます。
ただし、お中元、お歳暮、お礼の場合は、通知は必要ありません。
◆お中元・お歳暮の品物は相手のことを考え、役に立つと思われるもの、喜んでもらえそうなものを。
以前 お中元、お歳暮として贈って喜ばれたものは 毎年贈ってもOKかも。また、日持ちするものを選ぶのも大切な配慮です。
お中元、お歳暮の品物を決めかねる場合は、カタログギフトという手もあります。
お中元を贈った相手には、普通お歳暮もおくりますが、どちらか一方という場合は、お歳暮を。
◆どちらかが喪中の場合でもお中元、お歳暮は贈って構わないのですが、四十九日を過ぎていない場合は、時期をずらしましょう。
その場合の表書きは、「暑中御見舞」「残暑御見舞」「寒中御見舞」というように季節に合わせます。
遺族を慰める言葉などを添えるといいですね。
◆立場上受け取れない場合や、受け取る理由がない場合でもいただいた品物を送り返すのは絶対ダメ。
いただいた品物と同額程度のものを「お中元」「お歳暮」として贈り、「今後はお気遣いのないようにお願い致します。」と手紙を添える。
明らかに「わいろ」と思ったときは、上から包装し直し、受け取れない内容の手紙を添えて送り返します。
◆贈る時期と表書き
「お中元」 6月下旬〜7月15日
(関西は旧盆の習慣があるので7月下旬から8月15日まで)
「暑中御見舞」 7月16日〜立秋
「残暑御見舞」 立秋以降
「お歳暮」 12月上旬〜12月末
「年賀状」 年明け〜松の内
「寒中御見舞」 〜立春
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