◆供物を送ったら香典は?
香典、供物、供花の由来はもともと同じです。 霊前に品物や花を供えた上、さらに香典を包むのは 二重になるので本来必要ないことです。 ただし気持ちの問題で、親しい間柄や親類 身内の場合は贈ることが多いようです。
◆厚志を辞退しているとき
喪家から「ご厚志をお断りいたします」とは、 供物、供花、香典は一切受け取らないということ。 「供物・供花は辞退させていただきます」とは、香典は受け取るということです。 喪家の意向を尊重しましょう。
◆代理で出席
諸事情で弔問にいかれない場合、夫不在なら妻、親が無理な場合は子というのが多いです。 代理人が故人と面識がない場合は、告別式にだけ参列し、記帳の際、当人の名前の右下に「代」、あるいは妻の場合は「内」と書き添えましょう。 後日当人が改めて弔問に行きましょう。
◆遠方に供物を贈る
葬儀を取り仕切る葬祭業者に依頼するのが、時間や場所の間違いもなく無難です。事前に喪家の意向を確認しましょう。
◆数珠は必ず必要?
本来仏事に欠かせないものの一つです。男性用 女性用があり短い一連のものが一般的です。 家にあるものでかまいませんが、用意できなければ持たなくてもかまいません。
◆子連れでもいい?
なくなったのが子供の場合は、連れて行くほうが供養になります。周囲に迷惑をかけないよう、気配りが大切です。 しかし、そのほかの場合は、子連れの弔問は控えましょう。
◆妊娠中は?
妊娠だからいけないということではありません。身体にさわることのないよう、責任の取れる行動をするべきです。
◆不幸を後で知った
知った時点で連絡し、都合を確認してお悔やみに行きましょう。あえて直接連絡してこなかったのなら、お香典を同封し、手紙を出しましょう。 四十九日を過ぎている場合は、一周忌などの節目に花や線香を送り弔意を示しましょう。
◆招かれていない身内の法要、供物料は?
法要も一周忌を過ぎると ごく身近なものだけで済ませることが多くなりますから、招かれていないのなら供物料を包む必要はありません。 どうしてもという場合は、5千円から1万円を目安に、「御仏前」をおくるか、花やお菓子を送ることもあります。 他に招かれていない兄弟姉妹がいれば連盟で送るのもいいでしょう。
◆不幸があったお宅にお歳暮は?
お中元お歳暮はお祝いではないので、贈っても贈られてもかまいません。しかし、四十九日を過ぎていない場合は時期をずらしましょう。
◆喪主は弔問客を見送らない?
たとえ目上の人であっても喪主は出口に見送りに出ないのがマナーです。
◆献花の花の種類は?
不幸には白い花というのが定番ですが、故人が好んだ花なら白以外でもいいでしょう。 一般的には菊、ゆり、ガーベラ、フリージアの白です。
◆故人と遺族の信仰が異なっている
今日では信教は故人の自由です。また、葬儀は故人の死を悼んで行われるものですから、故人の遺志と信仰を最優先するべきでしょう。
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