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臨終、その後

臨終の後は、親族、親しかった友人へすぐに死亡の連絡をしましょう。 そのほかの人には、葬儀の日程が決まってから連絡しましょう。

◆末期の水

臨終の後は、まず、家族の手で末期の水を取ります。

かつては臨終の間際に行われましたが、現在では息を引き取った後に行われます。

病院でなくなったときは、用具を病院で用意してくれることが多いです。

臨終に立ち会った全員で行います。

◆死に化粧

ガーゼや脱脂綿にアルコールを含ませ体を清め、死に化粧をします。

病院でなくなったのなら病院側が、自宅でなくなったのなら立ち会った医師か、葬祭業者がやってくれます。

◆死亡診断書(死亡届)

病院から自宅へ、自宅から病院への搬送には「死亡診断書」が必要です。

病院でなくなった場合は、すぐに医師が書いてくれます。

自宅での場合、医師が立ち会っていたならその医師が書いてくれます。

医師がいなかったときは、すぐに主治医に連絡を。

連絡が取れないときは、近所の医師にお願いしましょう。

何科の医師でもかまいません。

火葬許可書をもらうため、葬儀の日までに役所に届けます。(7日以内)

事故死の場合 警察署に連絡し、死体検案書に記入、捺印を受け市区町村役場に提出。

死亡届を出す前に

死亡届を提出すると、故人名義の預貯金は遺族でもすぐに引き出せなくなります。必要な場合は、死亡届提出前に。

◆死体火葬・埋葬許可書

死亡届を出すと、火葬許可証が交付される。

火葬の当日、火葬場の管理者に提出する。

ここで交付される「火葬証明書」は、埋葬の時に必要な「死体埋葬許可証」になる。

この許可証は、5年間保管義務があり、再発行はしてもらえません。

◆安置

臨終から納棺までの間、自宅で北枕で安置します。

これは仏式で、釈迦が入滅する時、頭が北、顔が西向きだったことに由来します。

住宅事情によっては、西向きでもよいようです。

キリスト教の場合は、方角に決まりはありませんが、神式では、北枕にすることもあります。

枕飾りは、宗教によって様式が異なります。

仏式では枕経を行いますが、最近は病院から直接 葬祭場に行き、安置することがあります。

その場合は、枕飾りの儀式は省略されます。

◆臓器提供

本人が臓器提供の意思表示をしている場合、亡くなる前に医師に知らせておきましょう。

心臓停止後の肝臓提供や、眼球提供は、家族の申し出だけで行うことが出来ますが、脳死下での臓器提供は本人の書面による意思表示が必要です。

家族で良く話し合っておくことが大切です。

◆納棺

納棺は葬儀社の方に手伝ってもらい、遺族が行います。

棺に納める副葬品は、故人の愛用していたものですが、金属やプラスチック製品、ガラスなどの燃えないもや、有毒物質を出すようなものは入れないこと。

どうしても入れてあげたい物は、遺骨と共に骨壷にいれましょう。

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